Zendeskの料金プランまとめ!初心者でもわかりやすく解説します
Zendeskの料金プランは少し複雑です。
「Zendeskを導入したいけど料金がわかりにくい」
「具体的にどのプランを使えばよいの?」
このようなお悩みの方に向けて、本記事ではZendeskの料金プランを徹底解説します。Zendeskの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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Zendeskとは
Zendeskとは、クラウドベースのカスタマーサポートツールです。企業が顧客とのコミュニケーションを容易かつ効率的に行うためのツールを提供し、カスタマーサポートプロセスの改善を目的としています。企業規模に関係なく、さまざまな業界の企業で使用されており、カスタマーサポートプロセスの自動化や効率化、顧客満足度の向上など、ビジネスにとって非常に重要な役割を果たしています。
このように、Zendeskは顧客対応の品質向上と業務効率化の両立を可能にするツールです。
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Zendeskにおける2種類の主力製品
Zendeskには、以下2種類の製品があります。
- Zendesk for service
- Zendesk for sell
2つの違いを簡単に説明すると、「カスタマーサポート用」と「営業用」です。「Zendesk for service」は、カスタマーサポートプロセスの管理と改善に焦点を当てており、「Zendesk for sell」は、営業プロセスの管理と改善に焦点を当てています。具体的な違いや特徴を、それぞれ見ていきましょう。
1. Zendesk for service
「Zendesk for service」は、カスタマーサービスを中心に据えた製品で、カスタマーサポート、ヘルプデスク、チケット管理、コールセンター管理などの機能を提供します。つまり、顧客からの問い合わせやクレームの管理、解決、改善などを支援するためのツールです。担当者は、Zendeskのサポートセンターを使用して、チケットや問い合わせを管理し、顧客とのコミュニケーションを適切に管理できます。Zendesk for serviceには、以下2つのパッケージを提供しています。
- Suite:Zendeskの主要機能をまとめて利用できるオールインワンパッケージ。
- Support:問い合わせの一元管理に特化した、基本的なチケット管理機能のみを提供。
企業の規模やサポート体制の成熟度に応じて、適切なパッケージを選ぶことが重要です。
2. Zendesk for sell
「Zendesk for sell」は、営業チームに必要な機能を網羅している製品です。CRM(顧客関係管理)機能、セールスフォースオートメーション、リード管理、チャットなどの機能を提供します。営業活動を支援し、顧客のデータを収集、管理、分析するためのツールです。担当者は、Zendeskのsell Hubを使用して、見込み客やリードとのコミュニケーションを追跡し、ビジネスを成長させるためのアプローチを実行できます。
Zendesk の各料金プランを徹底解説
ここまでZendeskで利用できる製品やパッケージを紹介してきました。改めて整理しましょう。
■Zendeskの主力製品
- Zendesk for service
(Suiteパッケージ/Supportパッケージ) - Zendesk for sell
それぞれの製品によってプランが細かく分かれます。
プランごとの料金体系を解説していきます。
■注意点
Zendeskを公式サイトから直接契約する場合、支払いはドル建て・クレジットカード決済が基本です。一方で、Zendesk認定パートナーを通じて導入する場合は、日本円での請求書払いなど柔軟な支払い方法が選べます。
※本ブログを運営しているアディッシュ株式会社は認定パートナーです。
Suiteの料金プラン(Team・Growth・Professional・Enterprise)
Zendesk Suiteは、カスタマーサポート業務に必要な複数の機能を統合して提供する、オールインワン型のパッケージです。以下の4つの料金プランがあり、業務規模や運用体制にあわせて選べます。
プラン | 月額料金 | 機能一覧 |
Team | $55 |
|
Growth | $89 |
|
Professional | $115 |
|
Enterprise | 要問い合わせ |
|
※年間払いを選択した場合の月額費用
|
全プランに共通する主な機能
- チケット管理システム
- メッセージング機能
- オンラインチャット機能
- ヘルプセンター
- AIの自動返信
- レポートと分析
- データとファイル保存
Team→Enterpriseに進むにつれて、利用できる機能や処理可能な件数が拡張されていきます。たとえば、AIの自動返信の上限は、Teamで50件、Growthで100件、Enterpriseで500件まで利用可能となります。さらに、Growthでは多言語サポートコンテンツ、ProfessionalではAWSとの連携、Enterpriseでは変更管理のためのサンドボックス環境(テスト環境)の実装など、様々なことが可能です。
Supportの料金プラン(Team・Growth・Professional)
Zendesk Supportは、問い合わせ対応に特化したシンプルなパッケージです。以下の3プランが用意されています。
プラン | 月額料金 | 機能一覧 |
Team | $19 |
|
Professional | $55 |
|
Enterprise | $115 |
|
Supportは、問い合わせ対応に特化したチケット管理システムを提供するパッケージであり、Suiteと同様に、TeamからEnterpriseへと進むにつれて利用できる機能が拡張されていきます。
たとえば、Professionalプランでは「顧客満足度調査(CSAT)」の実施が可能になり、Zendeskで対応した顧客からのフィードバックを収集できます。さらにEnterpriseプランでは、本番環境に影響を与えずに動作検証ができる「サンドボックス環境」を構築できるなど、より高度な運用体制の構築が可能です。
Sellの料金プラン(Team・Growth・Professional・Enterprise)
Zendesk Sellは、営業支援向けの製品で、以下4つのプランが用意されています。
プラン | 月額料金 | 機能一覧 |
Team | $19 |
|
Growth | $55 |
|
Professional | $115 |
|
Enterprise | $169 |
|
※年間払いを選択した場合の月額費用 |
Sellは営業チームに必要な機能を網羅した製品で、Teamプランは小規模チームでの運用に最適です。たとえば、取引先との商談管理やアポイント設定、ダッシュボードのカスタマイズが可能です。
プランが上位になるにつれて、営業活動を支援する機能が大幅に拡張されます。Growthでは予測収益の算出や高確度案件の特定、Professionalではリードと商談のスコアリングによる優先順位の明確化が可能になります。Enterpriseでは、営業プロセス全体の自動化やインサイトの可視化により、大規模な営業チームの効率化に対応します。自社の営業規模や運用体制に合わせて、最適なプランを選びましょう。
Zendeskのエージェントとは
Zendeskにおける「エージェント」とは、顧客対応を行う企業の担当者を指します。
エージェントはZendeskのチケット管理システムを活用して、顧客からの問い合わせを追跡・管理し、必要な情報を共有しながら問題を解決します。
各料金プランで表示されている金額は、1名のエージェントあたりの月額料金です。したがって、Zendeskの利用料金は「月額料金 × エージェント数」で算出されます。
Zendeskの料金プランの選び方
Zendeskのプランを選ぶ際、「どれを選べばよいのか分からない」と悩まれる方も多いのではないでしょうか。ここでは、Zendeskのオールインワンパッケージ「Suite」の4つの料金プランを対象に、選定の基準をご紹介します。Suiteには、以下の4つのプランが用意されています。
- Team
- Growth
- Professional
- Enterprise
それぞれのプランがどのような企業に適しているのか、順に見ていきましょう。
Teamプランがおすすめな企業
Teamプランは、規模の小さい企業やスタートアップに最適です。チケット管理、Web・SNSを通じたメッセージング対応など、カスタマーサポートに必要な基本機能が含まれています。
1つのヘルプセンター、AIによる自動回答(最大50件)、既定のレポート機能、Zendeskサポートチームによる支援などが利用可能です。
上位プランに比べて機能は限定されますが、小規模なビジネスであれば十分に対応できる内容となっています。
Growthプランがおすすめな企業
Growthプランは、中規模のビジネス向けです。顧客との関係をより一層深めたい中規模の企業に適しています。特にチケットの閲覧のみできる権限をもつアカウントを、無料で50個まで登録できます。基本管理は1名で行い、他のメンバーが確認したいというときに便利な機能です。
Professionalプランがおすすめな企業
Professionalプランは、より高度で複雑なカスタマーサポートを必要とする中〜大規模企業に適しています。
コールバックの受付や電話会議など、高度な通話管理機能に加え、リアルタイムのアクティビティ表示によって、対応状況を可視化・最適化することが可能です。
チームのパフォーマンスをリアルタイムで把握・管理できるため、組織全体のサポート品質向上にもつながります。多くの企業で採用されている、人気の高いプランです。
Enterpriseプランがおすすめな企業
Enterpriseプランは、大企業やグローバル企業に適しています。Professionalまでの機能はもちろん、検証環境の利用や、6サイト以上のヘルプセンターの作成ができます。本番環境の実装前に、検証をしておきたいといった要望がある場合は、サンドボックスの利用が非常に便利です。また、Growthプランで紹介した、チケットの閲覧のみができる権限をもつアカウントも1,000まで増やせます。まさに大規模なビジネスに適しているプランといえるでしょう。
まとめ:まずはZendeskの14日間トライアルから
ここまで、Zendeskの料金プランについて詳しく解説してきました。プラン構成はやや複雑に感じられるかもしれませんが、本記事の内容を参考にすることで、自社に最適なプランを見つけやすくなるはずです。
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