【2024年版】おすすめSFA(営業支援ツール)14選を徹底比較!価格や機能、サポート
武田龍哉
2024.11.07
「SFA(営業支援ツール)を導入したいけれどさまざまなツールがあるため、どれを選ぶべき良いのか?」お悩みを抱えていませんか?そのような方向けに、今回はおすすめのSFAツールを14選をご紹介します。
この記事では、各ツールの特長をご紹介しているため、SFA導入時にお役立てください。
【基礎知識】SFA(営業支援ツール)とは
SFA(Sales Force Automation)は、営業活動を支援するためのツールです。営業活動に役立つ機能が搭載されています。
SFAの機能
SFAの主な機能は6つあります。
顧客情報管理機能
引用:『eセールスマネージャー』
顧客情報管理機能とは、顧客に関する情報(企業情報、商談状況、タスクなど)を一元管理できる機能です。
SFAに顧客に関する情報を登録しておけば、他部門で共有できます。営業担当者以外も顧客の対応状況が把握できて、連携が捗るようになります。
案件管理機能
引用:『eセールスマネージャー』
案件管理とは、案件に関する情報(スケジュール、商談履歴、ToDo)を管理できる機能です。
案件情報を共有することで、営業マネージャーが売上推移を見たり、営業サポートが契約書を作成したりなど連携が取りやすくなります。
地図機能
引用:『eセールスマネージャー』
地図機能とは、マップ上で訪問計画が立てられる機能です。
1件でも多くの訪問件数を増やして売上につなげたいとお考えの際に役立ちます。
地図機能を活用すれば、最も効率のよい訪問計画を立てることができます。また、訪問を終えた後の営業活動報告も、地図上で行うことが可能です。
営業日報作成機能
引用:『eセールスマネージャー』
営業日報作成機能とは、スマホから営業日報を選択できる機能です。
選択方式でストレスなく、営業活動に関する情報が入力できます。営業活動で次回の商談を登録すると、カレンダーに反映されるため、データ入力の時間が省けます。
スケジュール管理
引用:『eセールスマネージャー』
スケジュール管理機能とは、社内で各自のスケジュールを共有できる機能です。
営業部のマネージャーが部下の1日の動きを把握する際に役立ちます。カレンダーにToDoを登録しておけば、タスクの抜け落ちを防げます。
予実管理機能
引用:『eセールスマネージャー』
予実管理機能は、売上予測と実績を数字で把握するための機能です。
担当者別の売上なども把握することが可能です。
SFAの予実管理表作成ボタンを押せば、営業会議で使用する資料がスピーディに作れます。
SFAのメリット
SFAを活用すると5つのメリットがあります。
- 顧客情対応力を向上できる
- 営業活動を効率化できる
- 営業マネジメントが行いやすくなる
- 営業プロセスの見直しが行える
- 営業担当者の人事評価が行いやすくなる
SFAのデメリット
SFAを活用すると3つのメリットがあります。
- SFA導入コストが必要になる
- SFA導入して定着まで時間がかかる
- SFAツール選びに失敗してしまう恐れがある
SFAについて詳しく知りたい方は、下記の記事をお読みください。
関連記事:『SFA(営業支援システム)とは?主な機能や効果的な使い方を解説』
SFA(営業支援ツール)の比較ポイント
自社に合うSFAを導入するためにも5つのポイントを比較するようにしましょう。
求めている機能があるか
SFAで搭載されている機能は異なります。そのため、自社で利用したい機能があるツールを選びましょう。
例えば、外回り営業を強化したい場合はスマホで営業日報を作成できたり、勤怠管理ができたりするものを選んだ方がよいです。
一方で、営業組織の状況を把握したい場合は分析を得意とするものを選んだ方がよいでしょう。そのため、求めている機能があるかは必ずチェックしてみてください。
既存システムとの連携は可能か
SFAを導入する際は、カレンダーや会計システムなど既存システムと連携できるものを選ぶことをおすすめします。
既存システムと連携をすれば、重複するデータ入力をせずに済みます。そのため、データ入力を効率化したい場合は、既存システムと連携できるものを選びましょう。
営業担当者が操作しやすいか
営業担当者が操作しやすいSFAを選ぶことが大切です。
なぜなら、営業担当者がSFAの操作が難しいと感じてしまう場合、ツールを利用しなくなる恐れがあるためです。
SFAを導入しても定着しないため、営業担当者が直感的に操作できるツールを選ぶようにしましょう。
SFAは基本的にトライアル体験できます。そのため、営業担当者に体験してもらい、操作性を確認してもらいましょう。
サポート体制は問題ないか
SFAを導入する際はサポート体制が充実しているか確認してください。
「電話」「メール」「チャット」のサポート方法を確認したり、日本語のサポートが提供されているか確認したりしましょう。
SFAの中には操作方法に関するサポートだけでなく、売上アップのためのカスタマーサクセス支援を提供しているサービスもあります。そのため、自社が求めるサポート体制があるかを確認しましょう。
セキュリティ対策は十分か
SFAは顧客情報や案件情報を入力するため、セキュリティ対策がされているものを選びましょう。
SFAにデータを保存する際に暗号化技術によって保護されるものを選んだり、不正ログインを検知するものを選んだりすることが大切です。
また、データ閲覧の権限管理ができるものを選ぶと、SFAに登録した情報が漏洩しにくくなります。
案件管理におすすめのSFAツール3選
SFAツールの選び方をご紹介しましたが、さまざまなツールがあるため、どれを導入すべきか悩んでしまうでしょう。
そのような方向けにおすすめのSFAツールを特徴別にご紹介します。まずは、案件管理におすすめのSFAを3つご紹介します。
シンプルなUIで素早い意思決定が行える「Mazrica Sales」
引用:『Mazrica Sales』
Mazrica Salesは現場ファーストのUI/UXが特長的であるSFAツールです。
国産・後発ツールですが、2,800社以上に導入されています。
誰でも簡単に操作できることを大前提で作られています。ダッシュボードも非常にわかりやすいため、経営の意思判断を早めることが可能です。
また、画面を変更したい場合はカスタマイズできます。
Mazrica Salesを利用する上で不明点が出た場合はチャットサポートで、速やかに回答がもらえます。そのため、操作に困らず案件管理できるSFAツールをお探しの方におすすめです。
[料金体系]
- Starter:5,500 円 /月/ユーザー
- Growth:11,000 円 /月/ユーザー
- Enterprise:16,500 円 /月/ユーザー
MA・SFA・CRMがワンセット「ネクストSFA」
引用:『ネクストSFA』
ネクストSFAは「MA」「SFA」「CRM」がワンセットになっているSFAツールです。
MAツールでは、見込み顧客をセグメント化してシナリオメールを配信でき、メール開封率やクリック率をスコアで管理できます。
スコアが高い見込み顧客への営業活動情報をSFAで管理し、契約後はCRMで顧客情報を管理します。
ワンセットツールのため、時系列順に情報が蓄積できることが強みです。
ネクストSFAを導入すれば、マーケティング部門と営業部門、カスタマーサポート部門が連携しやすくなります。
[料金体系]
- 基本利用料金:50,000円/月
- ユーザー利用料金:4,000円/月/ユーザー
案件管理からアプローチまでを効率化「GENIEE SFA/CRM」
引用:『GENIEE SFA/CRM』
GENIEE SFA/CRMは、ステータス別で案件を管理できるSFAツールです。
訪問日や面談者、商談金額や受注見込時期を入力して取引先との商談進捗を可視化。
担当者は、優先順位をつけながら効率的に営業活動を行えます。
相手に送るメールは、ChatGPTで生成できます。
ChatGPTに入力したデータが学習モデルに利用されることはありません。そのため、案件管理からアプローチまで効率化できます。
[料金体系]
- スタンダード:3,480 円 /月/ユーザー
- プロ:5,480 円 /月/ユーザー
- エンタープライズ:9,800 円 /月/ユーザー
業務効率化向けおすすめのSFAツール3選
次に業務効率化におすすめのSFAツールを3つご紹介します。
ホットリストをレコメンド表示「ホットプロファイル」
引用:『ホットプロファイル』
ホットプロファイルは、営業リスト作成・更新を効率化できるSFAツールです。
ホットプロファイルには企業情報や営業活動情報だけでなく、人事異動や人脈情報(部署と各担当者名)、最新ニュースなどが登録されます。
データクレンジングを使用すれば、社名変更や人事異動情報が自動で反映されます。
また、有望な営業先を自動で教えてくれるホットレコメンド機能があります。
受注傾向が近い企業や案件化率が高い業界の企業をピックアップして紹介してもらえるため、営業リスト作成・更新作業を効率化したいとお考えの方におすすめです。
[料金体系]
- 要お問い合わせ
名刺交換や情報登録を効率化「Sansan」
引用:『Sansan』
Sansanは名刺交換・管理を効率化できるSFAツールです。
交換した名刺を専用機またはスマホで撮影するだけで、名刺情報をデータ化できます。100枚5分というスピードでスキャンが可能です。
また、多言語翻訳に対応(日本語・英語・中国語(簡体字/繁体字)・ドイツ語・フランス語・スペイン語・ポルトガル語・タイ語・インドネシア語)しており、多言語で記載された名刺を日本語表記にできます。
また、オンラインで名刺交換することも可能です。
Sansanユーザー同士であれば、ワンクリックで名刺交換できます。相手がSansanユーザーではない場合は必要事項を入力してもらう形で名刺を交換できます。
[料金体系]
- 要お問い合わせ
部門間連携を促進できる「Sales Hub(HubSpot)」
引用:『HubSpot』
SalesHubは世界120か国以上で194,000社が導入しているSFAツールです。
HubSpotは5つのHub(Marketing Hub・Sales Hub・Service Hub・CMS Hub・Operations Hub) と呼ばれるツールから構成された統合型プラットフォームを提供しています。
SalesHubは営業活動を効率化する機能が搭載されているHubです。
全てのHubを契約して利用すれば、社内の情報を一元管理でき、部門間連携がしやすくなります。
[利用料金]
- Sales Hub Starter:5,400/月
- Sales Hub Professional:10,800円/月
- Sales Hub Enterprise:180,000/月
外回り営業におすすめのSFAツール4選
外回り営業におすすめのSFAツールは4つあります。
外回り営業業務を効率化できる「cyzen」
引用:『cyzen』
cyzenは、400社以上に導入されているスマホで使える営業活動管理アプリです。
地図上に顧客情報が表示されるため、効率良く訪問営業ができます。
営業活動の報告書作成に音声入力を利用することも可能です。
スマホで撮影した写真を報告書にアップロードすることも簡単にできます。
マネージャーはアプリ上で、報告書に対するコメントを残せます。
ノンデスクレスワーカーのために開発されたアプリのため、外回り営業担当者の業務効率化を図りたい方におすすめです。
[利用料金]
- ライト:1,000円/月/ユーザー
- ライトプラス:1,300円-3,700円/月/ユーザー
- スターター:3,500円/月/ユーザー
- プロフェッショナル:4,000円/月/ユーザー
1ユーザー500円で利用可能「Report@(レポルタ)」
引用:『Report@』
Report@(レポルタ)は位置情報を活用した営業支援アプリです。
位置情報を活用しているため、地図上で各メンバーがどこにいるかを把握できます。
30秒毎に位置情報が反映され直されるため、リアルタイムの状況を把握可能です。そのため、スマホ上での出勤・退勤ができるようになります。
営業日報のフォーマットが数種類用意されており、フォーマットをカスタマイズすれば、誰でも簡単に作成できます。
1ユーザー当たり500円と低価格のため、高機能で低価格の営業支援アプリをお探しの方におすすめです。
[料金体系]
エントリープラン
- 基本料金:2,500円/月
- ユーザー利用料金:1,000円/月/ユーザー
ベーシックプラン
- 基本料金:5,000円/月
- ユーザー利用料金:1,200円/月/ユーザー
外回り営業の記録漏れを防止「UPWARD」
引用:『UPWARD』
UPWARDは外回り営業記録を残せるSFAツールです。400社以上に導入されています。
営業担当者の訪問営業先を自動で検知して、訪問した場所を足跡マークで残すことができます。また、営業電話の通話履歴も残すことが可能です。
外出先でも営業日報が書けるようにテンプレートが用意されています。
このような特徴があるため、外回り営業の記録漏れを防ぎたいとお考えの方におすすめです。
[料金体系]
- ESSENTIAL:3,800円/月/ユーザー
- STANDARD:7,800円/月/ユーザー
- ENTERPRISE:12,800円/月/ユーザー
導入実績が豊富でおすすめのSFAツール4選
導入実績が豊富でおすすめのSFAツールは4つあります。
自社専用SFAにカスタマイズできる「Sales Cloud」
引用:『Sales Cloud』
Sales Cloudは国内外で150,000社の導入実績を誇るSFAツールです。
多くの企業に導入されている理由はカスタマイズ性が高いことです。
中小企業から大企業まで、自社に合ったSFAにカスタマイズできます。
また、社内で使用しているシステムと連携すれば、重複するデータ入力から解放されます。
Sales Cloudのカスタマイズは難易度が高いですが、カスタマイズ費用を支払えば、依頼することも可能です。そのため、自社に見合うSFAツールを導入したい方におすすめです。
[料金体系]
- Starter:3,000円/月/ユーザー
- Professional:9,600円/月/ユーザー
- Enterpris:19,800円/月/ユーザー
- Unlimite:39,600円/月/ユーザー
- Einstein Sales:60,000円/月/ユーザー
伴走型支援サポートが受けられる「eセールスマネージャーRemix CLOUD」
引用:『eセールスマネージャーRemix CLOUD』
eセールスマネージャーRemix CLOUDはサポート内容が充実しているSFAツールです。
シンプルなUIで操作しやすく、5,500社以上に導入されています。
大きな特長はサポート内容が充実していることです。
eセールスマネージャーRemixの操作方法が学べるオンライン研修を開催してもらえるため、従業員への指導をお任せできます。
FAQサイトも用意されており、不明点を自己解決することも可能です。
また、専任アドバイザーがSFAツールを活用して売上アップする方法を提案してくれます。そのため、伴走型で支援してもらいたい方におすすめです。
[料金体系]
- スケジュールシェア:3,000円/月/ユーザー
- ナレッジシェア:6,000円/月/ユーザー
- スタンダード:11,000円/月/ユーザー
高機能で低価格の海外ツール「Zoho CRM」
引用:『Zoho CRM』
Zoho CRMは世界25万社に導入されているSFAツールです。
多くの企業に導入されている理由は、類似サービスと比較するとコストを1/3から1/5程度であるためです。
低価格なのにコスパが良いと高い評価を獲得しています。
Zoho CRMは分析ツールが充実しているため、顧客情報や案件情報を蓄積して分析すれば、自由自在にレポートを作成できます。
海外製品のため、英語が得意な方であれば満足できるでしょう。
[料金体系]
- スタンダード:1,680円/月/ユーザー
- プロフェッショナル:2,760円/月/ユーザー
- エンタープライズ:4,800円/月/ユーザー
- アルティメット:6,240円/月/ユーザー
AIアシスタントで営業活動を効率化「Sales Force Assistant」
Sales Force AssistantはAI搭載型のSFAツールです。
例えば、訪問準備アシストAIは、訪問予定先の過去の商談履歴などを通知してくれます。
半年以内にクレームが発生したことがあるかなども通知してくれるため、万全な準備をして訪問できるようになるでしょう。
また、案件数や商談数が増えると発生する対応漏れなども通知してくれるため、ミスを取り除くことができます。
[料金体系]
- Sales Force Assistant 顧客創造:4,000円/月/ユーザー
- Sales Force Assistant 顧客深耕:3,500円/月/ユーザー
- Sales Force Assistant ABM:2,000円(税抜)/月/ユーザー
まとめ
今回はおすすめのSFAツールを厳選してご紹介しました。
それぞれのツールの特徴をご紹介したため、自社の目的に合うSFAツールを導入してみてください。
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この記事を書いたライター
武田龍哉
Web制作会社、広告代理店を経験後、アディッシュに入社。 マーケティング担当としてリード獲得やナーチャリングの施策立案、実行を担当した後、インサイドセールスチームへ参画。 インサイドセールスチームでは、主にカスタマーサクセスの関連商材を担当し、商談機会創出とチーム体制構築に携わる。