カスタマーサクセス代行会社・サービス10選を比較!委託するメリットや選定ポイントも
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武田龍哉
2026.08.27
カスタマーサクセスは、顧客に自社サービスを活用してもらい成功体験へと導く部門です。解約防止やアップセル・クロスセルといった効果もあるため導入企業も増えている傾向ですが、人材やノウハウの不足により成果につながっていない企業も少なくありません。
そうしたときに役立つのが、カスタマーサクセス業務を委託できる代行会社です。
本記事では、カスタマーサクセス代行会社・サービスを10選紹介します。また、選定ポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
カスタマーサクセス代行会社とは
カスタマーサクセス代行会社とは、企業のカスタマーサクセス業務を支援し、実務や戦略立案を代行する専門パートナーのことです。
専門スキルを持つ人材の確保が難しい場合や、組織の体制構築、具体的な運用フローの策定などカスタマーサクセスに関するあらゆる課題を相談できます。
プロの知見を取り入れることで、社内の教育コストを抑えながら、短期間で質の高いカスタマーサクセス体制を構築できます。リソース不足を解消しつつ、確実に収益を積み上げたい企業にとって、非常に有効な選択肢と言えるでしょう。
代行会社に依頼できる業務範囲
カスタマーサクセス代行会社に依頼できる業務は、大きく3つに分類されます。
(1)戦略立案
カスタマージャーニー設計やKPIの策定、運用マニュアルの作成をお任せできます。
(2)業務支援
オンボーディングや契約更新の交渉、アップセル提案などを業務支援してもらえます。経験豊富なカスタマーサクセス担当者が顧客にアプローチしてくれます。
(3)DX支援
CSツールの導入支援やFAQサイトの整備、メールのシナリオ作成などをお任せできます。テクノロジーを駆使して人手に頼りすぎないスケーラブルな運用を実現します。
自社の課題が「仕組み作り」なのか「現場のマンパワー不足」なのかを見極めて依頼先を決めることが大切です。
カスタマーサポート代行やインサイドセールス代行との違い
カスタマーサポート代行との違いは、顧客への対応が受動的か能動的かという点です。
カスタマーサポートは顧客からの問い合わせ内容に迅速に応えるという受動的なアプローチです。一方で、カスタマーサクセスは顧客の課題を先回りして解決し、活用を促す能動的なアプローチとなります。
インサイドセールス代行との違いは、支援するフェーズにあります。インサイドセールスは契約前の見込み顧客へアプローチして商談を創出することが目的です。一方で、カスタマーサクセスは契約後の既存顧客を対象に、長期的な関係構築に注力します。
カスタマーサクセス代行会社・サービスを選定するポイント

カスタマーサクセス業務を委託できる代行会社や代行サービスは多々あるため、どのような軸で選定すべきか悩む方も多いのではないでしょうか。そこで、5つの選定ポイントを紹介します。
料金形態
料金形態は代行会社によって異なりますが「固定報酬型」と「成果報酬型」の2種類があります。
固定報酬型は、毎月決まった費用を支払う料金体系で、予算管理がしやすいのが特徴です。ただし、成果の有無に関わらず費用が発生するため、成果が出なかった月でも支払いが必要になります。
一方、成果報酬型は「アポイント1件につき○円」「アップセルを1件獲得したら○万円」など、成果に応じて料金が決まる仕組みです。成果数が多くなると想定以上に費用がかさむ可能性があるため予算上限を決めておくと安心です。
サービス内容
代行会社によってサービス内容や得意分野は異なるため注意してください。
例えば、既存顧客との信頼関係の構築を得意とする代行会社もあれば、アップセル・クロスセルといった提案力を得意とする代行会社もあります。
前述の通り、カスタマーサクセスに依頼できる業務範囲は「戦略立案」「業務支援」「DX支援」とさまざまです。そのため、自社が委託したい業務を明確にした上で、ニーズにマッチする代行会社を選ぶようにしましょう。
セキュリティ面
カスタマーサクセス業務では、顧客情報や売上データを扱うため、セキュリティ対策は大切です。
安心してお任せできるかを調べる際は、プライバシーマークやISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)といった認証を取得しているかが判断基準です。
また、従業員に対するセキュリティ教育の実施状況や機密保持契約(NDA)、トラブル時の対応フローなど、情報の取り扱い管理が徹底されているかを確認しておくことをおすすめします。
実績
業務を委託する以上は成果を求めて当然です。しかし、カスタマーサクセス代行会社の選定を誤ると、成果が出ないまま、費用だけが発生するという事態に陥りかねません。そのため、代行会社の実績を必ず確認しましょう。
とくに大切なのが、自社と同業界・同規模での支援実績があるかです。公式サイトの導入事例やインタビュー記事を確認し、自社の課題に近いケースで成功しているかを確認してください。
内製化支援
将来的には自社運用へ切り替えたいと考えている企業も多いでしょう。その場合、内製化支援してくれる会社を選ぶことが大切です。
業務支援だけでなく、業務プロセスの可視化やマニュアル作成、社内メンバーへの教育・研修など、ノウハウを惜しみなく提供してくれるパートナーを見つけておくと切り替えられます。
カスタマーサクセス代行会社・サービス2選【総合支援】
ここからは、カスタマーサクセス業務を委託できる代行会社・代行サービスを10選紹介していきます。まずは、総合支援を得意とするカスタマーサクセス代行会社2社のご紹介です。
アディッシュ株式会社

出典:『アディッシュ株式会社』
アディッシュ株式会社は、特にスタートアップにおけるカスタマーサクセス支援に強みを持っています。
電話、メール、LINE、チャットなど多様なチャネルを網羅しており、24時間365日の体制構築にも対応可能です。顧客からの問い合わせに対する迅速なレスポンスを実現することで、顧客満足度の確実な向上が期待できます。
また、単なる業務代行に留まらず、即戦力となる実務経験者の採用支援や、戦略設計から運用までを一気通貫でサポートするコンサルティングなど、カスタマーサクセスにまつわるあらゆる課題を解決するソリューションを提供しています。
組織のフェーズに合わせた最適な体制を構築したい企業にとって、非常に心強いパートナーとなるでしょう。
コムレイズ・インキュベート

出典:『コムレイズ・インキュベート』
株式会社コムレイズ・インキュベートは、BtoB企業の事業成長を支援するセールス・マーケティングのプロフェッショナル集団です。
カスタマーサクセス支援においては、戦略設計から実働部隊としての代行まで幅広く対応しています。特に営業とカスタマーサクセスの連携を重視しているのが特徴で、顧客満足度の向上に留まらず、アップセルやクロスセルを通じたLTVの最大化を得意としています。
そのため、新規にCS部門を立ち上げるフェーズの企業や部門間の連携不足に課題を感じている企業におすすめです。
カスタマーサクセス代行会社・サービス5選【業務支援】
次に業務支援を得意とするカスタマーサクセス代行会社5社のご紹介です。
株式会社エグゼクティブ

出典:『株式会社エグゼクティブ』
株式会社エグゼクティブは、BtoB営業支援に特化した代行会社です。培ってきた豊富な営業ノウハウを活かし、カスタマーサクセス領域のアウトソーシングにも対応しています。
大きな特徴は、CS業務における「導入支援」「活用支援」「アップセル・クロスセル」といった各フェーズを幅広くカバーしている点です。
トータルサポートはもちろん、必要な工程に絞ったスポット依頼も可能なため、自社のリソースや予算に合わせて柔軟に活用できます。体制構築の自由度を重視する企業にとって、心強いパートナーとなるでしょう。
株式会社セレブリックス

出典:『株式会社セレブリックス』
営業代行で豊富な実績を持つ株式会社セレブリックスは、長年培ったノウハウを活かしたカスタマーサクセス支援を提供しています。徹底した数値分析に基づき、顧客の解約要因を正確に特定した上で、効果的な施策を立案・実行できる点が大きな強みです。
支援体制は、実務担当者2名以上に加え、専属のチーフ1名が配置されます。進捗管理やメンバー育成といったマネジメント業務まで一任できるため、自社のリソースを最小限に抑えつつ、高品質な運用体制を迅速に構築することが可能です。
株式会社キャスター

出典:『株式会社キャスター』
リモートワークの先駆者として知られる株式会社キャスターでは、カスタマーサクセスおよびカスタマーサービス領域に特化した専門サービス「CASTER BPO」を展開しています。
累計導入実績は5,700社を突破。電話やメールといった窓口業務に加え、顧客のオンボーディング支援や受発注管理、さらには定期的なメルマガ作成まで幅広い業務を柔軟に委託できるのが大きな魅力です。
各分野の専門スキルを持つ人材が実務を代行するため、対応品質を高い水準で維持しながら、自社スタッフにはコア業務に集中してもらうことができます。このような特徴があるため、バックオフィス全体の業務効率化を検討している方におすすめです。
株式会社ウィルオブ・ワーク

出典:『株式会社ウィルオブ・ワーク セイヤク』
株式会社ウィルオブ・ワークは、カスタマーサクセス代行サービス「セイヤク」を提供しています。25年以上にわたる広範な営業支援を通じて蓄積されたノウハウを駆使し、顧客のLTVの最大化を強力に後押しします。
固定メンバーによるチーム体制を構築できることが同社ならではの大きな特徴です。担当者が長期にわたって伴走するため、製品特性やビジネスモデルに対する理解を深く維持でき、安定した成果創出が期待できます。腰を据えた体制構築を目指し、中長期的なパートナーシップを求める企業にとって、非常に心強い存在といえるでしょう。
株式会社ハジマリ

出典:『株式会社ハジマリ』
株式会社ハジマリは、マーケティング支援やプロフェッショナル人材の活用における豊富な知見を活かし、質の高いカスタマーサクセス業務のアウトソーシングを提供しています。
電話をはじめとした緻密なコミュニケーションを通じて、顧客の潜在的な課題や不満を的確に把握。それを単なる改善に留めず、アップセルやクロスセルの機会創出へと繋げる攻めの姿勢を得意としています。相談から最短2週間で実働を開始できる圧倒的なスピード感も大きな魅力です。
プロの知見を借りて、早急かつ確実な体制構築を実現したい企業におすすめです。
カスタマーサクセス代行会社・サービス3選【内製化支援】
次に内製化支援を得意とするカスタマーサクセス代行会社3社のご紹介です。
パーソルプロセスデザイン株式会社

出典:『パーソルプロセスデザイン株式会社』
パーソルプロセスデザイン株式会社は、独自のセールスメソッドを活用し仕組み化したカスタマーサクセス支援を提供しています。
大きな特徴は、単なる業務代行に留まらず、クライアント企業の将来的な内製化を見据えた伴走支援を行っている点です。実務に即した研修やワークショップを通じ、組織全体」を底上げするサポートが高く評価されています。
そのため、カスタマーサクセスの体制構築と並行して、中長期的な視点で社内人材を育成し、強固な運用体制を築きたい方は安心できるでしょう。
LIFE STYLE株式会社

出典:『LIFE STYLE株式会社』
LIFE STYLE株式会社は、SaaSや新規事業の急成長を支えるBPOサービス「スケッターズ FOR SALES」を展開しています。
マーケティングからセールス、さらにはカスタマーサクセス領域まで一気通貫した代行実績を保有しています。単なる業務支援に留まらず、コンサルティングや人材育成を通じ、組織の成長フェーズに応じた柔軟な支援を提供しており、最終的な「内製化」を見据えた厚い伴走サポートも大きな特徴です。
そのため、将来的な自立を目指すスタートアップ企業にとって、理想的なパートナーといえるでしょう。
株式会社Asobica

出典:『株式会社Asobica』
株式会社Asobicaは、ロイヤル顧客プラットフォーム「coorum(コーラム)」の開発・提供を通じ、コミュニティを活用した先進的なカスタマーサクセス支援を展開しています。
最大の特徴は、個別の直接対応に頼りすぎない、顧客同士の繋がりを活かした「コミュニティタッチ」の実装・運用を得意としている点です。単なるツールの提供に留まらず、コミュニティの戦略設計から運用代行、さらには活性化に向けた施策の実行まで一気通貫で伴走。
顧客との強固なエンゲージメントを築き、中長期的なファン化やLTVの最大化を目指す企業にとって、極めて付加価値の高いソリューションを提供しています。
カスタマーサクセス代行サービスの料金形態の違い
カスタマーサクセス代行の料金体系は代行会社によって異なりますが、主に「固定報酬型」と「成果報酬型」の2種類に分けられます。
固定報酬型は、毎月決まった費用を支払う料金体系です。毎月の支払い額が一定であるため、予算管理がしやすくなります。ただし、成果の有無に関わらず一定のコストが発生する点には注意が必要です。思うような成果が出なかった月であっても費用を支払うことになります。
成果報酬型は、「アポイント1件につき〇円」「アップセルを1件獲得したら〇万円」など、発生した成果に応じて料金が決まる仕組みです。成果が出なければ費用は発生しないため、無駄なコストを抑えたい場合に適しています。
一方で、成果数が多くなると、固定報酬型よりも費用が高額になるケースがあります。想定以上の出費を防ぐため、あらかじめ予算の上限(キャップ)を決めておくなどの対策をしておくと安心です。
カスタマーサクセス業務をアウトソーシングするメリット

カスタマーサクセス代行会社に依頼する前にメリット、デメリットを押さえておきましょう。まずは、カスタマーサクセス業務をアウトソーシングする3つのメリットの紹介です。
早期に立ち上げができる
カスタマーサクセス部門を新たに立ち上げる場合、人材の採用・育成や、複雑な業務フローの設計が不可欠です。
さらに、KPI設定、他部門との調整など、準備には膨大な時間と労力を要します。そのため運用開始までに時間がかかり、なかなか成果につながらない企業も少なくありません。
しかし、代行会社を活用すれば豊富なノウハウをベースに短期間でのカスタマーサクセス部門を立ち上げることができます。早急な対策が必要な企業にとって、即座にプロのチームを稼働させられる点は大きなメリットと言えるでしょう。
最短距離で成果につながる
カスタマーサクセス代行会社で実務を担当するのは、高度な専門研修と実戦経験を積んだカスタマーサクセスのプロフェッショナルです。
社内でゼロから内製化する場合、採用や教育、体制構築に数ヶ月〜半年単位の時間がかかり、成果が出るまでには長い助走期間が必要です。一方、即戦力となるプロにアウトソーシングすれば、育成コストと時間をすべてショートカットできます。
プロに任せることで立ち上げ初月から、解約率の改善やLTV向上といった成果を創出しやすくなります。
人手不足・ノウハウ不足にも対応できる
カスタマーサクセス部門の立ち上げには専門人材が不可欠ですが、労働人口の減少が続く現在、即戦力を採用するのは至難の業です。
そのため、営業やマーケティング担当者がCS業務を兼任し、リソース不足でどちらの業務も中途半端になってしまうケースも少なくありません。また、社内に知見がない手探りの状態では、KPI設計やアクションプランが定まらず、成果が出る前に現場が疲弊してしまいます。
しかし、代行会社を活用すれば、即戦力が手に入ります。
カスタマーサクセス業務をアウトソーシングする注意点
アウトソーシングは上記のようなメリットがありますが、注意すべき点もあります。カスタマーサクセス業務の委託を検討している方は、2つのデメリットも頭に入れておきましょう。
内製化が難しくなる可能性がある
業務を代行会社に完全に丸投げしてしまうと、プロセスがブラックボックス化し、自社にノウハウが蓄積されません。その結果、いつまでも外部依存から脱却できず、自社人材が育たないというジレンマに陥る可能性があります。
将来的な内製化(インハウス化)を目指すのであれば、依頼段階でその旨を伝え、情報共有の仕組みを作ることが不可欠です。
セキュリティ面のリスクがある
カスタマーサクセス業務では、顧客の氏名や連絡先といった個人情報に加え、売上データや契約内容など、極めて機密性の高い情報を日常的に扱います。アウトソーシングを行う以上、これらのデータを社外へ共有することは避けられません。
万が一、委託先から情報漏洩が発生すれば、法的責任はもちろん、企業の社会的信用が一瞬で失墜する致命的なダメージを負います。そのため、セキュリティ体制を確認しましょう。プライバシーマーク(Pマーク)やISMS(ISO 27001)などの第三者認証の取得状況を確認するのはもちろん、データの保管場所やアクセス権限の管理体制、さらに再委託の有無なども厳しくチェックしましょう。契約時には、責任の所在を明確にした秘密保持契約書(NDA)の締結が必須です。
まとめ
カスタマーサクセス業務は、企業の安定的な売上のために欠かせない部門です。
だからこそ、業務範囲が多岐にわたるうえ、顧客の課題やニーズを見極める高度なスキルも必要となるため、自社の人材やノウハウだけでは対応できない企業も少なくありません。そのため、代行会社への業務委託を行うことで、早期に成果を出すことができます。
アディッシュ株式会社は、カスタマーサクセス領域に特化した支援サービスを提供しているため、業務の代行のみならずコンサルティングや内製化サポートなど幅広い支援が可能です。
- カスタマーサクセス部門を立ち上げたい
- カスタマーサクセスの業務が回らない
- なかなか成果が出ない
こうした課題をお持ちの方は、ぜひ一度アディッシュまでご相談ください。
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この記事を書いたライター
武田龍哉
Web制作会社、広告代理店を経験後、アディッシュに入社。 マーケティング担当としてリード獲得やナーチャリングの施策立案、実行を担当した後、インサイドセールスチームへ参画。 インサイドセールスチームでは、主にカスタマーサクセスの関連商材を担当し、商談機会創出とチーム体制構築に携わる。
